自賠責保険での対人の補償内容について

自動車保険の自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の補償範囲は、対人賠償に限られています。具体的な損害として挙げられるのは、障がいと後遺障害、死亡と死亡するまでの傷害の4つです。相手に怪我を負わせてしまった場合、治療関係費と文書料、休業損害と慰謝料が損害の範囲に含まれます。被害者1名あたりの支払限度額は、120万円です。後遺障害は程度に応じて第1級から第14級に分けられており、それぞれ支払われる逸失利益や慰謝料といった保険金の金額も異なります。

自動車の運転中に他人を死亡させてしまった場合、本人と遺族に対する葬儀費や逸失利益、慰謝料が含まれており、支払い限度額は最高3000万円です。死亡するまでの傷害による損害でも、補償の範囲や支払い限度額は傷害による損害と同じになります。

対人賠償の保険金額は無制限に

自賠責保険の補償額にはそれぞれ上限があるため、不足分は任意保険を利用して補う必要があります。また、運転者自身の怪我や物損事故、自動車の修理代などに対して保険金は支払われません。事前に補償範囲をよく確認しておくようにしましょう。自賠責保険では、基本的に怪我を負った方を「被害者」、相手を「加害者」とします。事故の過失の割合などは考慮されません。同じ損害に被害者と加害者が同時に請求することは出来ないため、重複した場合は加害者側の請求が優先されます。

一般的に、任意保険での対人賠償の保険金額は「無制限」となっていることが多いです。上限を設けた場合、不足分を被保険者自身が支払わなければならなくなる可能性があります。よって、無制限の対人賠償保険に加入しておくことが推奨されています。