モノに対する損害賠償金を補償する対物賠償保険

車を運転していて相手の車に損害を与えてしまった場合や建物に損害を与えてしまった場合は、賠償責任が生じます。ガードレールなどの公共物を破損させてしまった場合も同様です。これらのようなモノに対する損害賠償金を補填する目的で保険金が支払われるのが対物賠償保険です。対物賠償保険の補償範囲は他人の財産に限られています。自分が運転する車が家族の車に損害を与えてしまった場合は対象外となるので注意してください。自分の車に対する損害は車両保険によって補償されます。また、交通事故による賠償額は過失割合によって変動します。例えば、自身の過失割合が6割であったら、6割分の賠償金を支払うことになり、その金額に応じた補償が受けられます。

対物賠償保険が補償する範囲

対物賠償保険の補償範囲は、事故によって生じた直接損害と間接損害に渡ります。直接損害は車やガードレール、建物の修理費用や車のレッカー費などが挙げられます。一方、間接損害は、事故がなければ得られたであろう利益のことです。例えば、営業中の店舗であれば、修理によって休業している間に得られたはずの見込み利益が間接損害となります。注意したいのが、交通事故による損害賠償請求額は上限がないことです。相手が高額な荷物を積んだトラックで、事故により積載物が破損してしまったようなケースでは賠償額が非常に高額になりかねません。実際に億単位の賠償が請求されたケースも存在します。対物賠償保険の上限額は基本的に保険料によって変動しますが、無制限に設定しておくのが無難だと言えるでしょう。